ボログ

若手俳優を追いかけて暮らしている

一年経つ

お久しぶりです。
はてブロ復活させてみました。


推しと出会って一年

正確にはまだ一年経ってないんですが、もうすぐ一年ということで色々振り返りたい。


2017年
8月:
遠征先で推しに出会う。一瞬で好きになってしまい、翌日の公演と東京公演のチケットを揃える


9月:初めて推しと話す。震えと笑いが止まらなくて「大丈夫ですか…?」と本気トーンで言われる。まだ敬語だった


10月:初めて接触現場に行く。初っ端から恥ずかしくてチェキ芸人と化す。「ほんとにこのポーズでいいの?」と心配される。突然タメ語になった


11月:現場にプレゼントを持っていくの忘れたので事務所に送ったけど使っているそぶりがまるでないので多分捨てられた
ここらへんから「リアコなのかも」と思い始める。確か11〜12月にツイッターのリアコ垢を作ったんだと思う


12月:2度目の接触。勇気を出してリアコポーズ頼んだら意図が伝わってなかった。背後におちゃらけた推しのいるチェキが出来上がる。このときは「○○ちゃん」と呼ばれた
現場納めと3度目の接触。認知された


2018年
1月:
4度目の接触。もはや何も言わずにネタチェキに付き合ってくれるようになった。ここから名前呼び捨てになる
恐らく上記現場で菌をもらい、肺炎になるが気合で治して別現場。ものもらいにもなってしまい眼帯+マスク装備で行ったので多分私だと気付かれていない


2月:舞台現場。干されてめちゃくちゃ病む。前推しに甘やかされて揺らぐ


3月:引き続き病んでおり「離れようかな…」と思ってたら推しがプレ着用した写真上げてくれて泣く
ちょろいので推しの誕生日プレゼントを買いに行く(誕生日だいぶ先)。包装がクソで笑った


4月:舞台現場。内容が肌に合わなすぎて毎日チベスナ顔で劇場へ通っていた


5月:5度目の接触。特筆すべきことがない
別現場。トイレから帰ってきたら目の前に推しがいた。「どこから来たの!?」と言われ「トイレから…」と返すしかなかった
また別現場。「最近よく会うねぇ」と言われる。前回の現場で渡した手紙の内容に触れられて泣く


6月:接触?現場。突然塩対応されてキレる。
腹が立ったので初期状態の距離感に戻したらご機嫌とられた。「プレゼント今使ってるよ〜ありがとう!」と微笑まれてあっさり回復


7月:(私の)鬼デレ期到来。今のビジュアルが一番好きかもしれない。何しても好き
「今日もかっこよかったです♥︎」などと言ってしまい後から頭を抱える



というわけで怒涛の一年でした。
まさかこんなに生活が変わると思わなかったし、こんなに誰かを好きになると思わなかった。
まぁ干されたり塩だったりで落ち込むことも多かったというか、むしろ落ち込んでた時間の方が長いでは?感は否めない。
それでも飽きっぽい私が一年間一人の俳優を追い続けられたのは推しが魅力的で優しくて素敵な人だからです。

一年経つし、ド新規から新規くらいにはなれるかな!?

推しの顔は好みではないが大好きだ

困ったことに推しがかっこいい。
知っている。だから推しているのだ。


100万回言っているが、別に推しの顔は好みではないし、向こうも私の顔は好みじゃないどころか吐き気を催しているかもしれない。
いつもゲロを堪えてくれてありがとう推し。




私はどちらかと言えば正統派が好きで、世論調査をしたら支持率7割はとれるイケメンが好きだ。


界隈の舞台俳優で一番顔が好きなのはW田氏(クマの方)で、声優ならU原氏が好きだ。
U原氏は性格が云々ブスdisり云々と言われがちだが、圧倒的に顔面(と声)がいいので「まぁ、ブスは嫌いだろうな」と思わせる説得力があり、私の中では逆に好感度が高い。
性格のいいイケメンなんてこの世に存在してたまるか。
ちなみに、女性声優はT松ちゃんとU田姉が好きです。




私の推しは、贔屓目なしで見て支持率5割といったところだろうか。万人ウケする顔ではないように思う。
盲目な状態だと「世界で一番かっこいい!」と興奮するが、「3つ隣のクラスで1番人気あるタイプっぽい」と、氷水をぶっかけられたかのように突然冷めるときもある。


特別顔が小さくもないし、鼻筋がめちゃくちゃ通ってるわけでもない。目の形も輪郭も、別に好みではない。
己の顔面は棚に上げて置き去りにしてきた。




何故、こんなに好きなんだろう。
と、最近よく考える。
やることが山積みで現実逃避したいがために、このような分析を始めてしまう。


挙げるとすれば「会ってないから」だ。
最後に推しの姿を肉眼で見たのは3月の頭である。もう2ヶ月近く見ていない。
会いたくて会いたくて震えているのかと思いきや、血糖値が下がっているだけだったのできちんとご飯を食べようと思った。


そりゃあ現場があるなら喜んで行くが、推しに仕事がないのでどうしようもない。
その件に関しては推しもきっと気にしてい………ないだろう。多分。
まぁ、あえて「もっと現場くれよ!」と言うことでもないし、推しに伝えたところでそれは彼の一存ではどうにもならないことなので心の中にしまっておく。


会えないなら、どうするか。
答えは簡単だ。妄想で補うしかない。
頭の中の推しは現実の3割増しくらいでかっこよく補正されているし、私の都合よく解釈されているので「好き」という気持ちが膨らむのも頷ける。
偶像崇拝が禁止されるのってきっと私みたいな愚か者がいるからだろうなと思う。




推しはSNSを多用しないタイプの俳優だ。
たまに上がったと思ったら俳優仲間にクソリプしていた。いい加減にしてほしい。
だから共演者・劇団のブログやツイッターを見るしか生存確認の方法がない。


先日、主宰が上げてくれた動画を見た。推しは、何だか楽しそうだった。
新興宗教か?」と思うようなパフォーマンスだったが、楽しそうだからよかった。元気に生きてるならそれでいい。




恐らくだが、推しは他人と距離を詰めるのに時間がかかる人なのだと思う。
だから新しい現場の話はあまりしない。慣れた仲間と作る現場のときはよく浮上する。
きっと、共演者との写真を上げたくても「撮りましょう」って声掛けられないんだろうなぁ、などと考えて勝手に切なくなる。
おたくは考察という名の邪推が大好きだ。


そんな推しが楽しそうに稽古に励んでいる様は、胸にグッとくる。
私も極度の人見知りなので「はい!今から輪になって踊ります!」とか言われたら白目でマイムマイムする。
「楽しい」なんて感情は微塵も感じないだろうし、表情にも出せないだろう。
だからこそ、楽しそうにしている推しを見ると込み上げるものがある。


前置きが長くなった。
私は推しに自己投影して「好き」と思っている節がある、ということだ。
性格的に少し似ているな…と、リアコ特有の思い込みを発動し、勝手に共感している。
私には出来ないこと、出来そうにもないことを乗り越えて笑っている推し、かっこいいじゃないか。好きだ。現ナマを差し入れたい。




などと高尚ぶってみたが、結局推しの一番好きなところは「身体つき」なので、動画を食い入るように見た。
脚がいい。指もいい。首も肩も腕も腰も最高だ。各パーツのバランスがなんとも言えない絶妙さで成り立っている。好きだ。現ナマを差し入れたい。


あと動画内で私が贈った稽古着を着てくれていた。正直に言うと、優越感に浸れた。
推しのSNSで見かけるよりずっと嬉しい。
以前も着用している姿を見たことがあるが、知らないところで着てくれたり、使ってくれるのは特別嬉しいのだ。仕方なく着てくれたのではないと思えるから。
次回も喜んで貢ごう。稽古着だろうがなんだろうがプレボにぶちこむからAmazonの欲しいものリストを公開してほしい。




この程度で加速してしまう「好き」とは何なのだろう。
私の「好き」は承認欲求の塊で出来ているのではないか?と不安になるときもある。
が、そもそも好意の根底にあるものは承認欲求だと思うので開き直っておく。
そうでーす!私は私という存在がこの世にあること・あってもいいことを実感したくて推しに貢いで喜んでもらおうとしてまーす!!(勿論それだけじゃないけど)




あぁ、早く会いたい。
推しをこの目で見たい。ドライアイになるくらい見つめていたい。
妄想ではなく、現実で「好きだ」と確信したい。早く、会いたい。

推しの誕生日プレゼントを買ったらラッピングがダサかった③

ただ包むだけの話をどこまで引き延ばす気なのか。今回で終わらせます。
そういや前回「リボン300円くらい」って言ったけど180円でした。見栄張っちゃった。


再びハンズで買ってきた資材がこちら



左から
・ラッピングキット(560円)
・シールで貼れる飾りリボン(180円)
・なんかキラキラしたリボン(1m 100円)
・手芸用カラーゴム(100円)
以上である。



ラッピングキットはこんな感じで商品を包める。材質は不織布?薄紙?色は3色あった。
正直これで560円なら自分の好きなペーパーとリボンをメーター買いした方がいいと思ったが、配色とかいろいろ考えるのは面倒だし己のセンスに自信がない。キットになってるなら間違いないので、これを選んで正解だった。



この針金で紙をまとめるのだが、これがなんか許せなかった。パンの袋をとめるやつみたいで嫌だ。
あとヒラヒラした紙テープ(ハサミでしごくとクルクルになるらしい)も安っちい気がして切った。



代わりに手芸用のカラーゴムを使うことにした。
ハンズのお姉さんが「針金でとめるの難しかったら先に輪ゴムでまとめておいて、後からその輪ゴムを切ってくださいね〜」と言っていたので、ゴムの方が便利だと思ったのだ。
後で悟るのだが、別に針金のままでもよかった。謎のこだわりを発揮してしまったせいで余計大変だった。
で、ゴムだと見栄え悪いなーと思い、キラキラしたリボンを上から巻こうとしていたのだ。結果的に使わなかった。
無駄な買い出しを何度繰り返すのだろう……キラキラというかギラギラしてるリボンなので、この先も使い道なさそう。





で、まぁサイズを調整するために10センチくらい紙を切ったりしたのだが、そこらへんの写真を撮ってなかったので突然包まれた写真で失敬。



セロテープが丸見えだし部屋が汚い。



サイドを織り込むのが物凄く難しい。
中の箱をプチプチ(緩衝材)でくるんでしまったので、どうしても膨らんでしまう。ピシッとした折り目もつけづらい。
ぐちゃぐちゃっとまとめてしまってもそれはそれで味のあるラッピングになりそうだが、私は変なところが几帳面なのだ。折り目をしっかりつけた上で紙をまとめたい。
仕方ないのでマスキングテープで横を止め、作業を続けた。マスキングテープに紙を持っていかれたら恐いので、指でペタペタ触り、少し粘着力を落としてから貼った。そのおかげで数回剥がれた。加減が難しい。


左右の紙端を中央に寄せ、トップでまとめる……のだが、なかなかうまい具合にいかない。
くしゅくしゅっとしたこなれ感が出ないのだ。ヘアーアレンジもそうだが「ラフ」と「雑」の境界線はどこにあるのだろう。
何度も何度も紙をくしゃくしゃにし、まとめ上げを繰り返していた。
そうしたら磨耗していた。「あと1回くしゃくしゃしたら穴開くぞ」というレベルで磨耗していた。ただの包装紙より頑丈そうに見えるが、擦れには弱いらしい。


既にどうでもよくなりつつあった私は、適当に紙をまとめ上げた。
最初は熱心に取り組むが、最終的に飽きてクオリティが下がる、というのが私のパターンだ。あの姉にしてこの私あり。
ハンズのお姉さんの助言通り、最初に輪ゴムでまとめて、その上からカラーゴムを巻きつけることにした。後から輪ゴムは切って処理する。
しかし輪ゴム氏、ぶっちゃけ邪魔である。輪ゴム切ったらリボンごと切ってしまいそうだ。
お姉さん、すみません。輪ゴム、使いませんでした。


カラーゴムを隠すためのギラギラリボンも、かなり邪魔だった。そんなに色々なもの巻きつける隙間がなかった。開封する側も面倒そうだ。
そういうわけで、結局カラーゴムで縛るだけで終了した。
キットに含まれている紺と白のリボンだけでは味気ないので、真ん中に飾りリボンを貼り付け、なんとなく豪華に見せようと頑張った。


で、出来たのがこちら



どうだ。見事なもたつきっぷりだろう。


プチプチのせいでやはり膨らんでしまう。
不恰好だが破損のリスクを考えるとやむを得ない。



裏。セロテープもカラーゴムも丸見えです。




【結論】
プレゼントはラッピングのセンスがいい店で買え


いや、私だって最初はル●ネに入っているおしゃれなお店で買おうと思っていたのだ。
しかし●ミネの店舗では取り扱いがなく、メーカーから取り寄せだと言われた。「絶対買うなら取り寄せます」と。
まぁ、そりゃそうだ。取り寄せて「買わない」と言われても店舗に並べるわけにいかないし。
しかし私は現物を見比べたかったのだ。何色か展開している商品なので、現物を見て購入するカラーを決めようと思っていた。
だから、ルミ●のおしゃれショップで買うのを諦めた。
ショッパーやギフトボックスのデザインも含めてブランド・ショップの「センス」なんだな…
きれいに包んでくれるお店はやはりセンスがいいと思う。






不器用+飽き性のせいでかなり歪だが、最初よりはマシだと思いたい。
ラッピングはともかく、中身は気に入ってもらえたらいいな。

おしまい

推しの誕生日プレゼントを買ったらラッピングがダサかった②

前回の続き。
東急ハンズで資材を買ってきた。写真を撮り忘れたが、300円くらいの包装紙と、同じく300円くらいのシールで貼り付けるリボンだ。

包装部にて包み方を調べ、なんとなくわかった気になった。善は急げだ。私は実家へ向かった。
故実家に行くかというと、私の家は汚部屋なので作業出来るスペースがめちゃくちゃ少ないからだ。包装紙を広げる場所すらない。




コスプレイヤー時代から実家で様々な作業をしていたので、母からは「また何かやってる」みたいな目で見られた。父は「何してるのか聞きたいけどなんとなく聞いちゃいけないんだろうな」みたいな雰囲気だった。そこまではいい。問題は姉の襲来だ。
仕事から帰ってくるなり姉は「うわっ何してんの?きもっ」と私を見て言う。まだ「何してる」と答えてないのに「きもっ」である。姉はパリピなので、私とは対極の位置にいる人種だ。


私「いや、推しにあげるプレゼントのラッピングがダサいから自分で包みなおそうかなって…」
姉「ふ〜ん。で、包み方わかんの?」
私「わからないから調べながらやってる。いま新聞紙で練習中」
姉「おまえwww折り紙も折れないくせにwww出来ると思ってんのwww」
私「せやな……」
姉「デパート包みでしょ?そんなん見なくても出来るし。ちょっと貸してみな」


こうなるともう私には拒否権がないので、渋々プレゼントの箱と包装紙を姉へ渡した。
姉は昔、某コーヒーチェーン店で働いていて、ギフトラッピングも多々請け負っていた。だからデパート包みくらいチョチョイのチョイだ(と、自分で言ってた)。
そしてプレゼントの中身を見るなり「は!?これいくら!?」と叫ぶ。やめろ。先日の父親の誕生日には900円のネックストラップしかあげなかったんだから値段の話をここでするな。
「さ、さんぜんえんくらいかな〜」とはぐらかしたが、家族全員「そんなわけあるか」と思っていただろう。


姉はしばらく包装紙と格闘していた。
「紙が分厚いから包みにくい」だの「この箱の形やりづらい」だの、散々言いながら包装紙を折ってはやり直し、折ってはやり直し……もはや包装紙も折り目だらけである。これならクソダサラッピングの方がよかったのでは?と後悔し始めた頃、姉が口を開いた。

「キャラメル包みでよくない?」

おまえ!!!おまえおまえおまえ!!!!
デパート包みくらいチョチョイのチョイじゃないんか!!!!???なーにが「見なくても出来る」だ!!!!!!
ブチギレそうだったが、末っ子に人権はないし、選択肢は「いいよ」しか存在しない。


結局、我らはキャラメル包みで妥協した。
「デパート包み」と「キャラメル包み」の違いを説明するのは面倒なので各自調べて下さい。ソシャゲで例えると「デパート包み」が☆5で「キャラメル包み」は☆3です。
しかし、姉はキャラメル包みすら危うかった。「何故そこに…?」という部分にセロテープを貼るし、ピシッと折り目をつけないので全体的に隙間が出来ていた。
「ここはこうして折った方がいいんじゃないかな〜」などと姉の機嫌を伺いながら私は折り目をつけた。姉はハートの女王より傍若無人なのだ。


最後、リボンを貼り付けようと思ったが「巻いた方がいいよ。セロテープも隠せるし」と姉が言うので従った。もはや私は思考を放棄していた。某ビッカメで付けてもらった赤いリボンを再利用し、箱に巻きつける。
そして出来上がったのがこちら。





おかしい。絶対におかしい。
片方のリボンだけ長いのは何故なのか。
姉曰く「その方がおしゃれ」だそうだが絶対に嘘だ。「適当に結んだら片方長くなっちゃったけどまぁいいか」的な本音が見える…見えるぞ……



おかしい…おかしいな……
「リボンを巻いた方がセロテープを隠せる」はずなのに三方向全部セロテープ丸見えなんだよな……




いつもそうだ。姉は「やる」と言う割に最後まで貫かない。お菓子や料理を作りたがるくせに後片付けはしない。今回のラッピングも最後の方あからさまに飽きていた。
まぁ約30年くらい一緒にいるのに全く学習しない私も私だ。「綺麗に包めたなぁ(棒)」と言って、私はビッカメのビニール袋へプレゼントをそっと戻した。
もう一度ハンズへ資材を買いに行くことを決意し、同時に「姉に見せない・任せない・期待しない」と心に誓った。


続きます。

推しの誕生日プレゼントを買ったらラッピングがダサかった①

推しの誕生日プレゼントを買った。
1ヶ月近く前に買った。
推しの誕生日はまだ先である。
張り切りすぎた。



何故こんなフライングをかましてしまったかというと、新発売の商品を推しにあげたいと思ったからだ。
発売日、たまたま私は蟹工船へ出稼ぎに行っていたので数日分の給料を懐に忍ばせていた。そして蟹工船は川崎にあったのである。

川崎と言えば大都会だ。
改装?開発?が終わったらしく、数年ぶりに行ったらアトレが拡大しすぎていて何がなんだかわからなかった。
アニメイトにも行きたかったが、大都会すぎて迷子になり諦めた。ラゾーナへ向かうだけでいっぱいいっぱいだった。ちなみに、ラゾーナの中でも迷子になった。

イオン等もそうなんだけど、だだっ広いショッピングモールにメリットを感じない。最初はルンルン気分で買い物をするが、歩き回っているうちに当然疲弊してくる。
「見に行こう」と思っていた店と自分の位置が端と端、県境を跨ぐのでは?というくらい離れていたら「もうどうでもいい。アマゾンで買う」ってなってしまう。
上野の丸井くらいの大きさが老体にはちょうどいいのだ。縦に伸ばしてくれよ、縦に。



話が脱線してしまったが、そういうわけで私はラゾーナ川崎内の某店で推しの誕生日プレゼントを買った。
見本を店員さんに見せてもらっていると「こちら今日発売の商品なんですよ〜!」と言われた。
知っている。だから買いに来たのだ。
と、言えるはずもなく「えぇ!そうなんですかぁ〜!?ラッキーだなぁ!」などと大袈裟に喜んでおいた。
店員さんはニマニマしていた(ニコニコではなくニマニマ)。笑顔が胡散臭いチャンカワイみたいな人だった。

会計を済ませ、ラッピングを頼もうとすると「ラッピングは別フロアで行っております」と言われた。
め、めんどくせぇ…と思ったがビニールの手提げ袋で渡すわけにも行かないので、すごすごとラッピングカウンターへ向かった。



カウンターには若い店員さんが1人いた。「研修中」の腕章がついていた。この時点で若干嫌な予感。
いや、誰にでも初めてのことはある。場数を踏まなければ成長しない。「研修中」の若い店員さんだから「ラッピング下手そう」という偏見思考もよくない。

私は買ってきた商品とレシートを店員さんに差し出し、ラッピングをお願いした。
店員さんによると包装紙とリボンの色が選べるらしいのだがどれもこれもクソだせぇ。
今日日100均にだってかわいいラッピング用品が揃っているというのに、何だこのラインナップは。下手にポップな感じが安っちさに拍車をかけている(個人による見解です)。

「まぁ無地なら…」と妥協しそうになったが、ダサポップ以外の包装紙が見本として掲げられてるのを見つけた。その包装紙は有料なので324円払うと選べるそうだ。
「シックな感じだし、これならいいかな」と、私は有料の包装紙を選んだ。
今にして思えば、包装紙ではなくラッピング袋で頼めばよかった。入れて結ぶだけだから簡単だし。まぁラッピング袋も絶妙にダサかったから仕方ない。

20分ほどでラッピングが出来上がるというので、上の階で買いもしない脱毛器などを眺めていた。
光脱毛器とイオンスチーマーと布団乾燥機が欲しい。



そして20分後に出来上がったのがこちら。

なぜHappyBirthdayシールを…?
普通でいいんだけど…リボンだけでいいんだけど…

シール浮いてるし。

折り目がとんでもないところにあるし、両面テープはみ出してるし。
分解したらセロテープとテープ糊も駆使してたんだけど、どんだけ苦戦しながら包んだのだろう…そんなに止めるとこある…?

そうは言っても、これ以上を求めることは出来ないので「あっ ありがとうございます〜」と八方美人ぶりを発揮して持ち帰った。
さらに驚きなのはラッピングした商品をあのビニール袋で渡されたことだ。紙袋の用意ないんか…?



百貨店レベルの包装を期待していたわけではない。
が、私も昔は接客業をしていたし、折り目やリボンの結び方1つで客のテンションが上下することがわかっているだけに…もうちょっとこう…なんとかならなかったかな…安い買い物でもなかったし。

基本的に日本の包装技術は高いと思うんだけど、これほど前衛的(オブラート)なラッピングを見たのはデンマーク人から貰ったお土産以来である。
デンマーク人いわく「デパートで買った」そうだが、穴あいてるし至る所にテープが貼ってあるしで凄かった。写真に残してなかったのが悔やまれる。
海外はラッピングサービスがないのが普通らしいので、店員さんでも包むのは上手くないそうです。ていうか包装紙とか破り捨てそうだし、丁寧に包むだけ無駄なのかな(偏見)。



ビニール袋に入ったプレゼントを残念な気持ちで見つめていたら「これなら私がやった方がうまいのでは…?」と、完全に舐め腐った思考がむくむくと広がっていった。
私は折り紙が出来ないほどの不器用である。何故こんな自信に満ち溢れていたのだろうか。

後日、東急ハンズへ行き、包装紙・リボン・紙袋を買った。
いわゆる「デパート包み」の方法をググり、新聞紙で予行演習をしてから本番に挑んだ。
その様子は②でお伝えしようと思う。


次回「キャラメル包みでいいだろうが」

興味のない層を舞台に連れていくにはどうするか

Twitterにこんなアンケートがあった。

「演劇を観ない人」が対象なので投票が出来ず、現時点で結果が見えないのがもどかしい。
何かと小馬鹿にされがち(ファンの自虐含め)な2.5次元舞台だが私は「演劇」だと思っているので、一応投票はしないでおいた。

リプツリーを覗くと「広告・宣伝が下手で内容がわからない」との意見がある。ほんまそれ。よくわからないものにお金を払える層がどれだけいるかという話だ。
私は「推しの顔見たさ」でチケットを何枚もとっているので、正直舞台の内容などどうでもいい。いや、折角観るなら面白いに越したことはないけども、私はどんなにつまらない映画でも寝ないタイプで、無心で観るのが得意だから大丈夫なのだ。
タイトルどーん!若手俳優の名前だーん!なんかそれっぽいキービジュ&キャッチコピーでーん!な、フライヤーだけで内容を理解しろというのは無理だと思う(勿論きちんとしたフライヤーやサイトもあるけど)。肝心のあらすじが蟻の足くらいちっちゃい字で書かれてたりしたらもう怒髪天。「選ばれし者しか読めない文字」じゃないか。考古学じゃねぇんだぞ。
私はまだ老眼を回避しているが、そう遠くないうちに奴らは必ずやってくる。そのときに、眼を凝らしてまであらすじを読むだろうか。現時点で読んでないんだから絶対読まない。ちなみに、私はサンシャイン劇場の座席ですら腰痛で悲鳴をあげそうになるので、観劇はある程度歳がいくと難しい趣味なのかもしれない。

「読まねぇ奴は客じゃねぇ」は、ごもっともだ。興味のない人間に媚びる金も時間も勿体無い。どんなに趣向を凝らしても、観ない奴は何だかんだと理由をつけて観ないだろう。
でも私は推しの顔が見たいのでチケットを買う。そういう人間も確かにいる。純粋に演劇が好きな人、役者や演出家などのファン、製作陣の友人知人以外を呼ぶには、やはり目の引く広告を作るしかないんじゃなかろうか。デザイン重視で視認性の低さが問題になるケースは、舞台に限った話じゃないんだろうけど。



オタクが2.5次元舞台以外に行かない理由

2.5次元舞台でついたファンは一般舞台を観に行かない」という説はよく聞くし、実際私もそう思う。推しの次の舞台は小劇場にも関わらずチケットが余ってる。推し以外にも、わりと人気の若手俳優も出ているのに、余っている。

俗にいう「若手イケメン俳優」のほとんどが2.5次元舞台に出ている・出ていたというのが昨今の風潮じゃないだろうか。
私の推しも2.5舞台で人気が出たタイプだが、2.5舞台と接触現場以外で遭遇する同担はだいたい同じ顔ぶれだ。つまり、大多数のオタクは「彼」が見たいのではなく「とあるキャラクターになっている彼」が見たいのだ。推しのファンとしては微妙な気持ちになる。しかし、否定も出来ない。

推しと共演した役者のことを「いいな」と感じることがあるし「他の役を演じているところを見てみたい」とも思う。思ってはいるけど、推しの舞台を全通するだけで精一杯だ。ツイキャスやLINEライブで「チケット発売中なのでよろしくお願いします」と必死に訴えかける彼らを見ていると申し訳なくなるので最近は視聴しないようにしている。ごめん…行けなくてごめんな…
私が油田の1つや2つ持っていたら彼ら全員養えるけど、現実はその日暮らしのほぼニートだ。「何に重きを置くか」は人によるし、他人がとやかく言うものではない。生活とチケットを天秤にかけたら、生活を優先すべきだろう(私の知ってるオタクはだいたいチケットを取るけど)。
そういう理由で「2.5次元舞台以外を観に行かない」という人も、きっといると思う。「よくわからない舞台」にお金を割くより「自分の好きな作品が原作の舞台」の方が安心感が違うだろう。金銭的な理由だけでなく、観劇には時間も必要だ。学生ならば学校があるし、社会人は仕事がある。各々の限られた時間を使ってでも「観たい」と思わせ、選ばれる作品にする……やっぱり2.5次元舞台って得だ。あらすじを読まなくてもだいたい話はわかってるし、原作のファンが既についているのだから。
まぁ「2.5次元化されて好きな作品・キャラが汚された」って主張を見かけることもあるけど、それは置いといて。



演劇を観に行かない人を劇場へ呼ぶには

結局、熱烈なファン以外を呼び込むのは難しいのだと思う。
上記アンケートのリプにもあったが、小さな舞台には「チケット販売のノルマ」が存在する場合が多い。「1人につき◯枚売れ」ってことだ。だから役者は自分の名義でチケットを買ってもらおうと必死になる。知名度があるならまだ救いようがあるが、無名の役者は友人知人家族を頼るしかない。それではいつまで経っても「お客さん」は増えないだろう。そういう構造が出来てしまっているのもよくない。よくないけど、チケットを売らないと劇場は借りられない。劇場を借りたからには売り上げがないとまずい。物凄い悪循環な気がする。

推しの次の舞台の話を友人にしたところ「楽しそうだから1回行こうかな」と言ってくれた。女神か。だがしかし、無理矢理呼び込んだ感も否めない。本当はあまり興味がないけど、私が鼻息荒く語ったせいで頷かざるを得なかったのかもしれない。
「チケット代払うから!」
私が慌てて言ったら「えーいいよいいよ。◯◯くん(推し)頑張ってるもんね」と友人は笑った。女神だ。
推しには大成してほしいし、美味しいご飯を食べて健康に過ごしてほしいし、西川の羽毛布団で快適に眠ってほしい。そのためには実績、つまり「お金を払う客がついている」ことを偉い人々に伝えなくてはならない。友人はそれがわかっているからチケットを自分で買って観に行く、と言ってくれたのだ。
私がチケットを購入し、彼女に渡しても、最終的にお金が辿り着くところは変わらない。けど「己の意思で買ったチケットで入った客」と「貰ったチケットで入った客」とでは、雲泥の差があると思う。結果が全ての世界で甘っちょろい話はしたくないが、そういう客はきっとこれからもお金を出して観にきてくれる。嫌々ではなく、自分の意思で。

友人のような人間は多くない。新規の客を呼び込むには、役者や製作陣は勿論、私たちオタクも頑張らないといけないのだろう。
チケットとるから、お金払うから、私と一緒に推しを観に行ってくれ。絶対楽しいし、損はさせないから。

頑張れば頑張るほどネズミ講っぽくなる。

刀ミュに行ってきた

「次はラッピングの話をする」と言いましたが、私は息をするように嘘を吐きます。


ミュージカル刀剣乱舞〜結びの響、始まりの音〜に行ってきました。いろいろあってしばらく観に行けず、三百年以来の刀ミュ。
綺麗になった日本青年館に初めて行ったのですが、椅子がふかふかでびっくりしました。特に背面がふかふか。あれだけふかふかなのに座布団いる…?「みんな同じ座布団持ってんな〜流行ってんのかな〜」と思ったら貸し出しだそうで。至れり尽くせりかよ。でも物販スペースはもうちょい広く作るべきだったのでは…?まぁ昔の青年館もクソ狭かったけど。
あと金のかかってる舞台はすげぇなって感じでした。映像とか舞台装置とか凝ってて…格差を思い知る春。


以下ネタバレありの感想
(まとめるの面倒臭いので思いついたところをバラバラに書いてます)




むっちゃん

むっちゃんにそれやらせる必要あった?というのが最大のしこり。
元の主を目の前で失くした痛みを知っているからって、辛くないわけないだろうに…あまりにもアレな役回りでは…「ちょちょぎれた」って言ってたけど、絶対そんなことはないんだろうし。もう少し陸奥守のこと掘り下げてほしいなと思いました。今後の公演でむっちゃんが過去と向き合う姿が描かれるといいなぁ。
あと銃声に「ビクゥッ!!」としてしまった。オタクは大きい音にびびる。

そんな陸奥守、殺陣が軽い?浅い?何だか「人を斬ってる感」がないなぁと最初に思ったんですよ。正直「あまり上手じゃないのかな」と…(個人による感想です)。
片手で扱ってるから難しいのかな〜などと勝手に解釈してたら「稽古サボってたから」と、自白。な〜んだそういう設定なのね!と納得しました。
だがストーリーは進み、時間遡行軍と対峙した陸奥守の「命までとる必要はない」という衝撃の一言。だから浅いんだ…!殺す気のない構えだったのか…!
あえての演技だったことに感動し、休憩時間で友達に熱弁したんですけど「えっ 軽かった?普通じゃない?」と言われて一瞬で興奮が冷める。深読みしすぎなのか。

巴さん

お辞儀が美しい。
何より感心したのが、薙刀をずっと小脇に抱えてるんですよね。いくら軽量化した小道具で、タッパのある人が持つとは言え、長ものを小脇に抱え続けるのって難しくないですか?鋒か柄が床についてもおかしくないと思うんです。でも巴さん、ほぼ抱えてました。すごいなー
そして薙刀を小脇に抱え、ヒールのある靴で、回転する高台から階段を降りてこさせるという「これはどんな苦行だ?」という演出。転倒しないかはらはらした…

あと巴の「物語を持たない刀の成れの果てが時間遡行軍なのでは」という解釈、興味深いなぁと。たいていの刀は派手な逸話なんか残ってないだろうしね。巴は集合体として審神者に出会えたけど、全ての刀がそうなれるとは限らないわけで。恨めしい気持ちを抱えたまま時間遡行軍に堕ちていくのかも…と考えるとゾッとします。
土方さんについていた時間遡行軍の三人、愛嬌があって好きでした。「まだ自我が残ってるのか?」と思わせるような部分もあり、時間遡行軍は何者なのかという考察に一石投じた感ありました。私が観てない公演でここらへんの話言及されてたらごめんな。

堀川くん

歌がうめぇ。とにかくうめぇ。
久しぶりにしょごを見た…相変わらずかわいいな…土方さんに捕まったときに笑ってるところが狂気を感じてよかったです(嬉しくて笑ってるのだと頭では理解している)。あんなにかわいいけど何考えてんのかよくわからない感じが素敵。

榎本さん

Dズニーシーのショーが始まったのかと思った



2部に関してはうちわ&ペンラを持たぬ者に人権はなかったので割愛します(キンブレ家に忘れました)