ボログ

若手俳優を追いかけて暮らしている

手紙の話

一度書くのをやめたらもう二度と書かない気がしていたけど持ち直しました。
泳ぐのやめたら死ぬマグロの気持ち。


今回は「手紙はどう書けばいいの?」についてまとめてみます。
私の友人には「推し」と呼べる俳優がいなかったのですが、ちょっといいなと思う俳優さんが出来たようで手紙を書きたくなったそうです。
しかし俳優宛に手紙を書いたことがないので「何を書いたらいいのかわからない」と相談されました。同じような境遇の方のお役に立てば幸いです。
書き慣れてる人は今更な話てんこ盛りなので読まなくていいよ!


ちなみに、彼女は手紙を出したことがなければプレゼントを送ったこともなかったそうで、貢ぐ文化にも衝撃を受けていた模様。
まぁ言われてみれば確かに異様。何で貢いでんだろうなぁ……趣味?



何に書けばいいの?

普通にレターセット買ってください。
お誕生日のお祝いならバースデーカードでもいいし。
最近は小さめのメッセージカードも多種多様ですよね。一言二言ならそのサイズでもいいかと思います。


かく言う私は最近ポストカードに書いてます。
前に変形ポスカを推しにあげたら喜ばれたので、以降長文を書くとき以外はカード派になりました。
変わったデザインや綺麗な絵・写真のポストカードが売ってると「推しに渡そう」と、ついつい買ってしまい…ストックが大量にある現状。
小さい字でみっちり書くと読む方もうんざりしそうなので、数行ささっと書き、プレゼントに添えて一緒に渡してます。
手紙だけ渡すときはさすがにレターセット使うけどね。プレボに突っ込むなら尚更。封筒に入れないと手紙の内容丸見えですから。


で、何故わざわざこんな当たり前のことを書くかと言うと若手俳優の現場には色紙を贈るおたくがいるからです。特に2.5次元の現場に多い。
いや、別に色紙に書(描)いてもいいよ…?いいけど、何故そんな持ち帰るのも処分するのにも困りそうなものを送る…?としか思えないので、私的にはナシです。
原作者の先生から頂くならまだしも、素人が描いた絵で喜ぶ人ってごく僅かなのでは…?
私は2次元おたくだったから嬉しい(スケブ世代)けど、相手はイケメンです。
どう考えてもヒエラルキー最上位。恐れ多くておたくの描いた絵渡せない。

メロスは激怒した。必ず、かの森羅万象の色紙文化を除かなければならぬと決意した。
メロスには同人絵がわからぬ。
メロスは、若手俳優のおたくである。キンブレを振り、トレブロを交換して暮らして来た。
けれども教室の隅でノートに絵を描いてたら「うわ、何かイラスト描いてる〜!」と学内ヒエラルキートップ集団にからかわれる肩身の狭いおたくに対しては、人一倍敏感であった(共感性羞恥)。

そんな思い出があるので、やめてほしい。メロスという名の私が恥ずか死ぬ。

貰ったものを写真に撮ってSNSへ上げる役者もいます。
そういう時、確かに色紙は目立つ。「私が描いた色紙!」ってすぐにわかって嬉しいでしょう。なんなら友達や同担に自慢できる。
けど「写真を撮ったあと捨てられる」と、まことしやかに囁かれているのもまた事実です。写真なら場所とらないからね。
ま、手紙も捨てられてるかもしれないけどな!
とにかく、同担に裏で叩かれる贈り物ぶっちぎりナンバーワンなので、あえて色紙にこだわることはないと思う。



どれくらいの長さにすればいい?

友達は「書くことがなくて埋まらない」と言っていた。
逆に問いたいのだが、書くことないのに何故手紙を渡そうと思ったんだ…?


しかしまぁ、正直私も最近は書くことがないのです。
手紙というものは慣れてくるとマンネリ化します。
だって「好き!かっこいい!最高!」しか言えないんだもん。
舞台ごとに感想を伝えていますが、毎公演手紙を書くとなると些細な変化を主軸にする必要があるんですよね。
それを「気付いてくれたんだ!嬉しい!」と思うか、はたまた「どんだけ細けぇとこまで観てんだよ」と思うかは俳優によるところなので知りません(鼻ホジ)。
私の推しは後者だろうなと勝手に思ってるので、最近は短めの感想にしています。
私が推しの立場でもアラサーBBAに監視されてんのキツイ。


そう、無理矢理長くすることはないんだ。
小さめの便箋1枚でもいいし、それすら難しいならカードに書けばいいんです。長すぎるのもよくないのではないか?と私は思います。
熱く語りたい気持ちもわかるけど、役者はたくさんの人から手紙を貰っているであろうから、だらだらと冗長な手紙を読むほど暇じゃありません。それもお仕事のうちだけどね!
でも、しっかり読んでほしいなら質・量ともに整えた方がいいに決まってます。言いたいことは簡潔にまとめましょう。
B5サイズの便箋(一般的な大きさのやつ)で書くなら3、4枚が限度かな。個人的には、ですが。



どんな内容を書けばいい?

推しの直近の仕事(舞台、CD、雑誌、イベント等)についての感想を書く人が多いと思います。
上記の通り、私は「好き!かっこいい!最高!」しか言えません。
基本的に褒めることしかしないのですが、中には「お前に言っておきたいことがある。かなり厳しい話もするが、俺の本音を聞いてくれ」という方もいるでしょう。
褒めるだけがファンの仕事ではないので、否定はしません。引っかかる部分があるなら伝えないと、結果的に彼らの成長を妨げることにもなりうるしね。
けど役者はプロである前に人間なので…(当たり前のことですが)。オブラートに包んで、なるべく優しく伝えてあげるといいんじゃないかなぁと思います。
言い方ひとつで印象は変わるもんね。どうせなら推しに好かれたいじゃん…


そして「感謝」。
友達は「存在してくれてありがとうと書きたい」と言っていた。気持ちはわかるが崇めすぎです。
感謝を伝えるなら「素敵な◯◯(役名)をありがとうございます」とか「推しくんが◯◯をやってくれてよかったです」とか「推しくんのおかげで◯◯がもっと好きになりました!」とか…そんな感じでどうでしょう?
あと手紙に限らず、Twitterのリプでもブログのコメントでもよくいるタイプの「私は今日おやすみだったよ★」みたいな報告してくるやつ。

クソどうでもいいからやめろ。

「ここはお前の日記じゃねぇ」とは先人の有難い言葉です。
おたくの近況トークなんて彼らにしてみればハイパーどうでもいい。素性の知らない人間のプライベートを知って喜べるわけないだろ。
やめましょう。



まとめ?

私の口の悪さが露呈して終わってしまう。
そもそも「手紙を出す」ってすごくない?
わざわざレターセット買って、直筆で、時間を惜しまずに感想や感謝を伝えてるんですよ?
メールやLINEした方が絶対楽だし早いのに。
もう自分で自分を褒めたい。偉い。みんな手紙書いて偉いよ。


直筆のお手紙って、何だか特別でわくわくするじゃないですか。年賀状もらうとめっちゃ嬉しくない?
私たちの推しも、きっとそうなのではないかな〜と思うんです。
だから難しく考えず「推しくんいつもありがとう〜!好きだよ〜!」くらいの気持ちで書いてください。


などと、散々「あれすな。これもすな」と吐いたあとに言っても説得力ねぇな。