ボログ

若手俳優を追いかけて暮らしている

推しの誕生日プレゼントを買ったらラッピングがダサかった①

推しの誕生日プレゼントを買った。
1ヶ月近く前に買った。
推しの誕生日はまだ先である。
張り切りすぎた。



何故こんなフライングをかましてしまったかというと、新発売の商品を推しにあげたいと思ったからだ。
発売日、たまたま私は蟹工船へ出稼ぎに行っていたので数日分の給料を懐に忍ばせていた。そして蟹工船は川崎にあったのである。

川崎と言えば大都会だ。
改装?開発?が終わったらしく、数年ぶりに行ったらアトレが拡大しすぎていて何がなんだかわからなかった。
アニメイトにも行きたかったが、大都会すぎて迷子になり諦めた。ラゾーナへ向かうだけでいっぱいいっぱいだった。ちなみに、ラゾーナの中でも迷子になった。

イオン等もそうなんだけど、だだっ広いショッピングモールにメリットを感じない。最初はルンルン気分で買い物をするが、歩き回っているうちに当然疲弊してくる。
「見に行こう」と思っていた店と自分の位置が端と端、県境を跨ぐのでは?というくらい離れていたら「もうどうでもいい。アマゾンで買う」ってなってしまう。
上野の丸井くらいの大きさが老体にはちょうどいいのだ。縦に伸ばしてくれよ、縦に。



話が脱線してしまったが、そういうわけで私はラゾーナ川崎内の某店で推しの誕生日プレゼントを買った。
見本を店員さんに見せてもらっていると「こちら今日発売の商品なんですよ〜!」と言われた。
知っている。だから買いに来たのだ。
と、言えるはずもなく「えぇ!そうなんですかぁ〜!?ラッキーだなぁ!」などと大袈裟に喜んでおいた。
店員さんはニマニマしていた(ニコニコではなくニマニマ)。笑顔が胡散臭いチャンカワイみたいな人だった。

会計を済ませ、ラッピングを頼もうとすると「ラッピングは別フロアで行っております」と言われた。
め、めんどくせぇ…と思ったがビニールの手提げ袋で渡すわけにも行かないので、すごすごとラッピングカウンターへ向かった。



カウンターには若い店員さんが1人いた。「研修中」の腕章がついていた。この時点で若干嫌な予感。
いや、誰にでも初めてのことはある。場数を踏まなければ成長しない。「研修中」の若い店員さんだから「ラッピング下手そう」という偏見思考もよくない。

私は買ってきた商品とレシートを店員さんに差し出し、ラッピングをお願いした。
店員さんによると包装紙とリボンの色が選べるらしいのだがどれもこれもクソだせぇ。
今日日100均にだってかわいいラッピング用品が揃っているというのに、何だこのラインナップは。下手にポップな感じが安っちさに拍車をかけている(個人による見解です)。

「まぁ無地なら…」と妥協しそうになったが、ダサポップ以外の包装紙が見本として掲げられてるのを見つけた。その包装紙は有料なので324円払うと選べるそうだ。
「シックな感じだし、これならいいかな」と、私は有料の包装紙を選んだ。
今にして思えば、包装紙ではなくラッピング袋で頼めばよかった。入れて結ぶだけだから簡単だし。まぁラッピング袋も絶妙にダサかったから仕方ない。

20分ほどでラッピングが出来上がるというので、上の階で買いもしない脱毛器などを眺めていた。
光脱毛器とイオンスチーマーと布団乾燥機が欲しい。



そして20分後に出来上がったのがこちら。

なぜHappyBirthdayシールを…?
普通でいいんだけど…リボンだけでいいんだけど…

シール浮いてるし。

折り目がとんでもないところにあるし、両面テープはみ出してるし。
分解したらセロテープとテープ糊も駆使してたんだけど、どんだけ苦戦しながら包んだのだろう…そんなに止めるとこある…?

そうは言っても、これ以上を求めることは出来ないので「あっ ありがとうございます〜」と八方美人ぶりを発揮して持ち帰った。
さらに驚きなのはラッピングした商品をあのビニール袋で渡されたことだ。紙袋の用意ないんか…?



百貨店レベルの包装を期待していたわけではない。
が、私も昔は接客業をしていたし、折り目やリボンの結び方1つで客のテンションが上下することがわかっているだけに…もうちょっとこう…なんとかならなかったかな…安い買い物でもなかったし。

基本的に日本の包装技術は高いと思うんだけど、これほど前衛的(オブラート)なラッピングを見たのはデンマーク人から貰ったお土産以来である。
デンマーク人いわく「デパートで買った」そうだが、穴あいてるし至る所にテープが貼ってあるしで凄かった。写真に残してなかったのが悔やまれる。
海外はラッピングサービスがないのが普通らしいので、店員さんでも包むのは上手くないそうです。ていうか包装紙とか破り捨てそうだし、丁寧に包むだけ無駄なのかな(偏見)。



ビニール袋に入ったプレゼントを残念な気持ちで見つめていたら「これなら私がやった方がうまいのでは…?」と、完全に舐め腐った思考がむくむくと広がっていった。
私は折り紙が出来ないほどの不器用である。何故こんな自信に満ち溢れていたのだろうか。

後日、東急ハンズへ行き、包装紙・リボン・紙袋を買った。
いわゆる「デパート包み」の方法をググり、新聞紙で予行演習をしてから本番に挑んだ。
その様子は②でお伝えしようと思う。


次回「キャラメル包みでいいだろうが」