ボログ

若手俳優を追いかけて暮らしている

推しの顔は好みではないが大好きだ

困ったことに推しがかっこいい。
知っている。だから推しているのだ。


100万回言っているが、別に推しの顔は好みではないし、向こうも私の顔は好みじゃないどころか吐き気を催しているかもしれない。
いつもゲロを堪えてくれてありがとう推し。




私はどちらかと言えば正統派が好きで、世論調査をしたら支持率7割はとれるイケメンが好きだ。


界隈の舞台俳優で一番顔が好きなのはW田氏(クマの方)で、声優ならU原氏が好きだ。
U原氏は性格が云々ブスdisり云々と言われがちだが、圧倒的に顔面(と声)がいいので「まぁ、ブスは嫌いだろうな」と思わせる説得力があり、私の中では逆に好感度が高い。
性格のいいイケメンなんてこの世に存在してたまるか。
ちなみに、女性声優はT松ちゃんとU田姉が好きです。




私の推しは、贔屓目なしで見て支持率5割といったところだろうか。万人ウケする顔ではないように思う。
盲目な状態だと「世界で一番かっこいい!」と興奮するが、「3つ隣のクラスで1番人気あるタイプっぽい」と、氷水をぶっかけられたかのように突然冷めるときもある。


特別顔が小さくもないし、鼻筋がめちゃくちゃ通ってるわけでもない。目の形も輪郭も、別に好みではない。
己の顔面は棚に上げて置き去りにしてきた。




何故、こんなに好きなんだろう。
と、最近よく考える。
やることが山積みで現実逃避したいがために、このような分析を始めてしまう。


挙げるとすれば「会ってないから」だ。
最後に推しの姿を肉眼で見たのは3月の頭である。もう2ヶ月近く見ていない。
会いたくて会いたくて震えているのかと思いきや、血糖値が下がっているだけだったのできちんとご飯を食べようと思った。


そりゃあ現場があるなら喜んで行くが、推しに仕事がないのでどうしようもない。
その件に関しては推しもきっと気にしてい………ないだろう。多分。
まぁ、あえて「もっと現場くれよ!」と言うことでもないし、推しに伝えたところでそれは彼の一存ではどうにもならないことなので心の中にしまっておく。


会えないなら、どうするか。
答えは簡単だ。妄想で補うしかない。
頭の中の推しは現実の3割増しくらいでかっこよく補正されているし、私の都合よく解釈されているので「好き」という気持ちが膨らむのも頷ける。
偶像崇拝が禁止されるのってきっと私みたいな愚か者がいるからだろうなと思う。




推しはSNSを多用しないタイプの俳優だ。
たまに上がったと思ったら俳優仲間にクソリプしていた。いい加減にしてほしい。
だから共演者・劇団のブログやツイッターを見るしか生存確認の方法がない。


先日、主宰が上げてくれた動画を見た。推しは、何だか楽しそうだった。
新興宗教か?」と思うようなパフォーマンスだったが、楽しそうだからよかった。元気に生きてるならそれでいい。




恐らくだが、推しは他人と距離を詰めるのに時間がかかる人なのだと思う。
だから新しい現場の話はあまりしない。慣れた仲間と作る現場のときはよく浮上する。
きっと、共演者との写真を上げたくても「撮りましょう」って声掛けられないんだろうなぁ、などと考えて勝手に切なくなる。
おたくは考察という名の邪推が大好きだ。


そんな推しが楽しそうに稽古に励んでいる様は、胸にグッとくる。
私も極度の人見知りなので「はい!今から輪になって踊ります!」とか言われたら白目でマイムマイムする。
「楽しい」なんて感情は微塵も感じないだろうし、表情にも出せないだろう。
だからこそ、楽しそうにしている推しを見ると込み上げるものがある。


前置きが長くなった。
私は推しに自己投影して「好き」と思っている節がある、ということだ。
性格的に少し似ているな…と、リアコ特有の思い込みを発動し、勝手に共感している。
私には出来ないこと、出来そうにもないことを乗り越えて笑っている推し、かっこいいじゃないか。好きだ。現ナマを差し入れたい。




などと高尚ぶってみたが、結局推しの一番好きなところは「身体つき」なので、動画を食い入るように見た。
脚がいい。指もいい。首も肩も腕も腰も最高だ。各パーツのバランスがなんとも言えない絶妙さで成り立っている。好きだ。現ナマを差し入れたい。


あと動画内で私が贈った稽古着を着てくれていた。正直に言うと、優越感に浸れた。
推しのSNSで見かけるよりずっと嬉しい。
以前も着用している姿を見たことがあるが、知らないところで着てくれたり、使ってくれるのは特別嬉しいのだ。仕方なく着てくれたのではないと思えるから。
次回も喜んで貢ごう。稽古着だろうがなんだろうがプレボにぶちこむからAmazonの欲しいものリストを公開してほしい。




この程度で加速してしまう「好き」とは何なのだろう。
私の「好き」は承認欲求の塊で出来ているのではないか?と不安になるときもある。
が、そもそも好意の根底にあるものは承認欲求だと思うので開き直っておく。
そうでーす!私は私という存在がこの世にあること・あってもいいことを実感したくて推しに貢いで喜んでもらおうとしてまーす!!(勿論それだけじゃないけど)




あぁ、早く会いたい。
推しをこの目で見たい。ドライアイになるくらい見つめていたい。
妄想ではなく、現実で「好きだ」と確信したい。早く、会いたい。